離婚時には財産分与や養育費、慰謝料などについて取り決めをすることが多いですが、相続まで考えている人は少ないかもしれません。また、離婚した親の相続には注意すべきポイントがあります。
そこで今回は、「不動産のみらい」が葛飾区・足立区を中心に、城東エリアの方に、離婚した親の相続についてご紹介していきます。 このようなことでお悩みの方は、是非この記事を参考にしてみてくださいね!
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離婚しても消えない親子の絆? 離婚した親の相続について考えてみよう
1. 離婚時に相続までは考えていないケースが多い
「まさか私が両親の相続をすることになるなんて…」
離婚された方の中には、このような思いを抱く方も多いのではないでしょうか。離婚は夫婦関係の解消ですが、親子関係は変わりません。そのため、離婚した親が亡くなった場合、子どもは相続人となるのです。
2. 子は離婚していても両親の相続人
離婚していても、子は親の相続人です。親権者がどちらであっても、また、養子縁組をしていても、この点は変わりません。これは、民法で定められたルールであり、親子の血縁関係が重視されているからです。
3. 離婚後の実の親の相続権
では、逆に親が離婚した場合、それぞれの親は相手の配偶者の相続人になるのでしょうか?答えは、一般的には「ならない」です。
離婚によって夫婦関係は解消されますので、原則として、元配偶者の相続人となることはありません。ただし、遺言などで相続人が指定されている場合は、この限りではありません。
4. 疎遠になっていたり、存在を知らなかったりするケースも
離婚によって親子関係が疎遠になったり、一方の親の存在を知らなかったりするケースも少なくありません。しかし、法律上は、親子関係は継続しているため、相続の権利義務は発生します。
疎遠な親の相続を放棄する方法
相続を放棄したい場合は、家庭裁判所に相続放棄の申述をする必要があります。ただし、相続放棄には期限があり、相続開始を知った時から3ヶ月以内に行う必要があります。
離婚した親の相続、どうすればいい?
離婚した親の相続は、複雑なケースも多いため、一人で悩まずに専門家(弁護士、司法書士など)に相談することをおすすめします。
・相続の手続き
・相続放棄の手続き
・遺産分割
・税金
など、様々な問題について、専門家から適切なアドバイスを受けることができます。
離婚した親の相続におけるポイント:異父母きょうだいとの遺産分割
離婚した親の相続は、複雑なケースが多く、特に異父母きょうだいがいる場合、遺産分割が難しくなることがあります。この記事では、異父母きょうだいの相続権、遺産分割協議、連絡がつかない場合の対応について解説します。
1. 異父母きょうだいの相続権
異父母きょうだいは、父親または母親が違う兄弟姉妹のことです。両親が再婚し、それぞれに子どもがいる場合に発生します。
相続権の有無: 異父母きょうだいは、法律上、実の兄弟姉妹と同様に相続権を持ちます。
相続分: 一般的に、相続分は平等とされます。ただし、遺言などで相続分が指定されている場合は、その通りに分割されます。
2. 遺産分割協議と異父母きょうだいとの連絡
遺産分割協議は、相続人全員で行う必要があります。異父母きょうだいがいる場合、連絡を取り、協議を進める必要があります。
協議の開始: 遺産分割協議を開始するためには、まず相続人全員に連絡を取り、協議の日時を決める必要があります。
協議内容: 遺産の範囲、評価額、分割方法などを話し合い、合意書を作成します。
異父母きょうだいとの関係性: 長年会っていなかったり、連絡先が分からないなどの場合、協議を進めるのが難しい場合があります。
3. 連絡がつかない場合の対応
異父母きょうだいと連絡が取れない場合、以下の対応が考えられます。
戸籍謄本などで住所を調査する: 戸籍謄本や住民票を取得することで、最新の住所を調べることができます。
探偵に依頼する: 専門の探偵に調査を依頼することで、行方を突き止めることができます。
公示送達: 裁判所を通じて、相手に書類を送達する方法です。
法定相続分を取得する: 他の相続人が全員同意すれば、連絡が取れない相続人の分の遺産を分割することができます。
連絡がつかない場合の注意点
時効: 相続開始を知ってから一定期間(通常は10年)が経過すると、時効によって相続権を失う可能性があります。
法律相談: 複雑なケースでは、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
離婚は、夫婦関係の解消ですが、親子関係は続きます。離婚した親の相続について、事前に知っておくことは、将来のトラブルを防ぐために重要です。また、異父母きょうだいがいる場合の遺産分割は、通常の相続よりも複雑になる可能性があります。早いうちに相続人全員で話し合い、円満な解決を目指しましょう。