2023-10-26
【売却したいのに売れない!売れない理由と効果的な対策】
そもそも戸建ては売れにくい?
売れない理由の前に、戸建てはそもそも売れにくい特徴があるというのを頭に入れておきましょう。
マンションと比較すると、資産価値が下がるのが早く、物件の個性が出やすいので、買い手がみつかりづらくなります。だからこそ、販売活動をしてくれる不動産会社選びが重要になります。
住宅は資産という観点で耐用年数が法的に決まっていて木造戸建ての場合、22年となっています。
築22年以上の物件でも十分使用可能ですし、重要がなくなるわけではないですが、資産価値の面では評価されづらくなるでしょう。資産価値が低いと購入者も尊重になりやすくなり、将来的な資産にならないかもしれない、住宅ローンが組めないかもなどの不安もあり、戸建て購入には慎重になるのも仕方ない部分もあります。
また間取りやデザインが豊富なこともあり、個性が出やすく売れにくいと言われています。
マンションの場合、万人受けするような作りになっているものが多いのに対して、戸建てはオーダーメイドになっていることもあります。購入者からしたら、マンションに比べると検討事項が多い戸建ては購入を決めるまでに時間がかかりやすいです。
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【売れない理由】
戸建てが売れにくいというのを頭に入れたところで、なかなか売れない理由を解説します。
1.物件の重要がない
売り出し価格が適正で、販売活動にも力を入れてるのに売れない場合は、物件に重要がないかもしれません。
例えば、周辺環境がよくない、過疎化が進んでるエリアだと物件自体に問題がないとしても住みたいと思ってもらえないことがあります。建物の劣化が酷い、二世帯住宅になってて用途が限られる、土地の形状が悪いなど購入希望者が少数派に偏る場合も売れにくくなります。
需要がない場合の対策としてリフォームをすると物件の需要が高まることもあります。
2.相場の価格より高い
相場に比べて売り出し価格が高い場合、よほど気にいることがない限り購入者の候補から外されてしまいます。
徐々に値段を下げていく方法もありますが、売り出し期間が長ければ、売れ残りのイメージがついてしまいやすいです。
なので、最初から適正な売り出し価格の設定をすることをおススメします!
3.魅力が引き出せてない
物件の情報がうまく伝わってなくて、物件の魅力が引き出せてない可能性があります。
よくあるケースでは、物件の情報が少なかったり、写真の質がよくなくて物件のイメージが湧かないなどがあります。
対策として、購入者が求める情報や、アピールポイントを記載したり、明るくて鮮明な写真を掲載することが効果的かと思います。
4.販売活動が不適切
不動産ポータルサイトに広告が出ていない場合、不動産会社の販売活動が不適切な可能性があります。
購入希望者の90%以上がインターネットで不動産情報を集めているので、サイトを利用してない広告活動は購入希望者を見つけづらいです。この場合は不動産会社のやる気がないか、専任媒介で囲い込みを受けてる可能性があります。
『囲い込みとは→不動産会社が物件の情報を市場に公開していないこと』
対策として、不動産会社に積極的に販売活動をしてもらうよう伝えるか、他の不動産会社に変更するのがいいでしょう。
5.内覧の対策が不十分
お問い合わせや内覧の申し込みがあるのに売れない場合、内覧時の対応がよくないのかもしれません。
家の中が片付いてない、汚れているなど、物件にいい印象がもたれないと購入希望者も候補から外してしまいます。
特に水回りの汚れは不衛生な印象が強くなりやすいです。
また、都合上見せられないなどの部分があると購入希望者も物件の状態を把握しづらくなるので、内覧のときは家の隅々まで見てもらうような気持できれいにしておくといいです。
盲点になりがちな重要ポイントは、接客態度です。
売主の愛想が悪い、子供やペットがうるさくしていて落ち着いて内覧できないなどもあります。
この対策として、物件を可能な限りキレイにし、整理整頓し、購入希望者が落ちついて内覧できる環境にしておくといいでしょう。
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【家が売れない時の最終手段】
①不動産会社に買い取ってもらう
不動産会社に買取してもらうと、通常の売却よりか7~8割程度安くなってしまいます。しかし、確実に不動産を手放すことができますし、早期に現金化できるのもメリットです。
デメリットとしては、不動産の土地条件や築年数、周辺環境などによって買取が難しいことも。
②個人から個人へ無償譲渡
あの手この手を尽くしても売却できなかった場合は、売却以外の方法で不動産を手放すといいでしょう。基本的に、売却以外の方法となると、無償譲渡や寄付になります。無償譲渡や寄付する時は、法人や団体ではなく、必ず個人であることが重要になります。なぜなら、贈与税が関わってくるからです。
個人間での不動産譲渡の場合、土地価格が基礎控除の110万円以下ならば、譲渡された側も、譲渡した側も贈与税がかかりません。
ただし、不動産の所有権移転の時は登録免許税、登記費用、不動産取得税などの費用は発生します。
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【売れない不動産に対してやってはいけないNG行動3選】
売れない不動産に対して、あの手この手を使って対策をしますが、その中でもやってはいけない行動があるので、ご紹介していきます。
NGその1.不動産を空き家にする
不動産を空き家にするのはやめましょう。
家具を一掃して空き家にすることで、購入希望者が住むイメージをしにくくなります。
その他にも、ローンや家賃の支払いが重なったり、屋内が傷みやすくなるといったデメリットも発生します。
NG行動その2.リフォームする
保有する不動産を新築同然の状態にするために、フルリフォームしてしまうのも危険行為の一つです。
リフォームするとなると、高額な費用がかかるのに、物件価格にリフォーム代を上乗せすることはできません。
そして、リフォーム後の内装が購入希望者のニーズに合うかもわかりませんので、いい結果にならないことも。
リフォームを検討しているのであれば、必ず不動産会社に相談してからにしましょう!
NG行動その3.不動産を取り壊す
古い不動産を壊し、更地にする行動もリフォームと同じく多額な費用がかかります。
また、固定資産税が増税したり、更地にすることで家を建てるイメージが湧かなくなることもあったり、様々なリスクが発生するので、やめましょう。
【まとめ】
いかがでしたか?
この記事では、不動産が売れない時の原因と売れない時の対処法、やってはいけないNG行動を解説していきました。
物件の魅力を最大限に引き出した売却活動ができれば、売れない不動産はありません。
そして、不動産が売れないには、必ず原因があるので、一度売却方法を見直してみるのもいいでしょう。
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