土地を売る時は、さまざまな注意点があり、事前に十分な情報収集をし、土地売却に関する知識を深めておくことで、後悔のない売却を実現できるでしょう。
そこで今回は、「不動産のみらい」が葛飾区・足立区を中心に、城東エリアの方に、土地を売る際の注意点10選と土地を売る時の流れを解説していきます。
土地売却をお考えの方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
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土地を売るときの注意点10選
境界確定と測量:
隣地との境界線が明確か確認し、必要であれば測量を実施しましょう。
境界線が曖昧な場合、トラブルの原因となる可能性があります。
相続登記:
相続した土地の場合は、相続登記が完了しているか確認しましょう。
未登記の場合、売却手続きが遅れる可能性があります。
ローンの残債:
土地にローンが残っている場合は、売却前に完済するか、売却代金からローンを弁済する必要があります。
必要書類:
権利証、登記識別情報通知書、印鑑証明書、住民票など、必要な書類を事前に準備しておきましょう。
前面道路との関係:
土地へのアクセス道路が私道の場合、通行権や負担金などの問題が生じる可能性があります。
契約不適合責任:
土地の状況について、買主に正確な情報を提供する必要があります。
虚偽の説明や重要な事実の隠蔽は、契約不適合責任に問われる可能性があります。
借地や底地の売却:
借地権や底地権が存在する場合、売却手続きは複雑になります。
専門家への相談がおすすめです。
遠方の土地:
遠方の土地を売却する場合、現地に足を運んで確認することが難しい場合があります。
現地の不動産会社に依頼し、状況を把握してもらうと良いでしょう。
相場価格:
複数の不動産会社に査定を依頼し、相場価格を把握しましょう。
安易に最初の提示価格で売却せず、交渉の余地を残しておくことも大切です。
税金:
土地を売却することで、所得税や登録免許税などの税金が発生する場合があります。
税理士に相談し、節税対策を検討しましょう。
その他注意点
不動産会社選び: 土地売却は、不動産会社選びが非常に重要です。
複数の不動産会社に査定を依頼し、実績や評判などを比較検討しましょう。
売却時期: 市場の動向や、個人の都合に合わせて売却時期を検討しましょう。
売却方法: 一括売却だけでなく、分割売却や交換なども検討できます。
土地を個人間で売買するときの注意点
土地を個人間で売買する場合、不動産会社を介さずに直接売買を行うため、手続きやリスクが異なります。スムーズな取引を行うために、以下の点に注意しましょう。
契約に関する注意点
契約書の作成:
必ず書面で契約書を作成し、双方で署名・捺印しましょう。
契約内容(売買価格、支払い条件、引渡し時期、物件の状態など)を明確に記載し、トラブル防止に努めましょう。
専門家(弁護士や司法書士)に作成を依頼することをおすすめします。
売買価格:
公示地価や周辺の取引事例などを参考に、適正な価格を設定しましょう。
相場より大幅に安い価格設定は、トラブルの原因となる可能性があります。
支払い方法:
現金一括、銀行振込、小切手など、支払い方法を明確に定めましょう。
安全性を考慮し、銀行振込が一般的です。
手続きに関する注意点
登記手続き:
所有権移転登記の手続きは、必ず司法書士に依頼しましょう。
不動産登記は専門知識が必要なため、個人で行うとミスが起こる可能性があります。
税金:
売却益に対して所得税がかかる場合があります。
税理士に相談し、節税対策を検討しましょう。
瑕疵担保責任:
土地には隠れた欠陥がある可能性があるため、契約書に瑕疵担保責任に関する条項を盛り込みましょう。
売主は、契約後に欠陥が見つかった場合、一定の責任を負うことになります。
その他の注意点
トラブル防止:
口約束は避けて、全ての条件を契約書に明記しましょう。
不動産に関する専門知識がない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
契約前に、土地の状況をしっかりと確認しましょう。
個人間の売買のリスク:
不動産会社を介さずに行うため、トラブルが発生した場合、解決が難しくなる可能性があります。
不動産に関する知識がない場合は、トラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
土地を売る際の流れ
土地を売る際の流れは、大きく分けて以下のステップで進みます。
1. 事前準備
不動産会社への依頼: 複数の不動産会社に査定を依頼し、相場価格を把握しましょう。
必要書類の準備: 権利証、登記識別情報通知書、印鑑証明書、住民票など、売買に必要な書類を揃えておきます。
土地の状況確認: 境界線、建物、水道・電気・ガスなどの設備状況などを確認し、買主に正確な情報を提供できるようにします。
2. 媒介契約の締結
媒介契約の種類: 一般媒介、専属媒介、専任媒介など、自分に合った媒介契約を選びます。
契約内容確認: 契約期間、手数料、広告方法など、契約内容をしっかりと確認し、契約書に署名・捺印します。
3. 売却活動
不動産会社による広告: 不動産会社が、インターネット、チラシ、不動産情報誌などを通じて、物件情報を公開します。
内見対応: 買主からの内見希望があれば、不動産会社が対応します。
4. 売買契約の締結
買付申込: 買主から買付申込が届くと、売主は売買契約を結ぶか検討します。
売買契約: 売買価格、引き渡し時期、決済方法などを決定し、売買契約書を作成します。
重要事項説明: 不動産会社が、買主に物件に関する重要事項を説明します。
5. 決済・引渡し
決済: 売買代金の支払い、所有権移転登記手続きを行います。
引渡し: 物件の鍵を買い主に渡します。
6. 確定申告
所得税の申告: 土地売却によって得た利益に対して、所得税の申告が必要になる場合があります。
税理士への相談: 税金に関することは、税理士に相談することをおすすめします。
まとめ
土地の売却は、人生の中でも大きなイベントの一つです。スムーズに売却を進めるためには、事前の準備が大切です。専門家である不動産会社に相談し、ご自身の状況に合わせた最適な売却方法を見つけてください。