特定空き家ってなに?空き家と特定空き家の違いをご紹介!

2024-07-25

空き家




今、空き家問題が社会問題になっていますが、放置された空き家は、地域住民の安全や景観を損なう可能性があり、行政から厳しい対応を受ける可能性もあり、特定空家に指定されると、固定資産税の優遇措置を受けられなくなったり、行政から解体などの命令を受ける可能性もあります。
そこで今回は、不動産のみらい」が葛飾区・足立区を中心に、城東エリアの方に、特定空き家とはなにか、また空き家と特定空き家の違いはなにかを解説していきます。
空き家を所有中でどうしたらいいかわからない方は是非この記事を参考にしてみてください。



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【特定空き家とは?】
特定空き家とは、放置することで近隣住民の安全や健康、さらには地域全体の景観を損なう恐れがある空き家として、法律で定められたものです。具体的には、以下の状態にある空き家が該当します。

倒壊などの危険性がある状態: 老朽化が進み、地震や風雨などで倒壊する可能性がある状態。

衛生上の問題がある状態: ゴミが溜まっていたり、害虫が繁殖していたりして、周辺住民の健康を脅かす状態。

景観を損なう状態: 外壁が剥がれ落ちたり、庭が荒れていたりして、周辺の景観を著しく損なっている状態。

【空き家と特定空き家の違い】
「空き家」と「特定空き家」は、どちらも人が住んでいない家ですが、法律上の定義や扱いが異なります。

空き家とは?
定義: 一定期間、人が住んでいない住宅を指します。
法律上の位置づけ: 法律上、明確な定義は定められていませんが、一般的に「誰も住んでいない家」を指します。

特定空き家とは?
定義: 空家等対策特別措置法で定められた、放置することで周辺住民の安全や健康、景観を損なう恐れがある空き家のことです。
法律上の位置づけ: 法律で明確に定義されており、放置すると行政から指導や勧告を受ける可能性があります。

特定空き家の要件
・倒壊などの危険性がある状態
・衛生上の問題がある状態
・景観を損なう状態

その他、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切な状態





【特定空き家を認定するのは誰か?】
特定空き家を認定するのは、原則として市町村です。
各市町村は、空家等対策特別措置法に基づき、「空家等対策計画」を作成しています。この計画に基づき、市町村は、地域の実情に合わせて特定空き家の認定基準を定め、実際に特定空き家とみなすかどうかを判断します。

特定空き家の認定手順
特定空き家の認定は、一般的に以下の様な手順で行われます。
空き家の発見:
・市町村職員がパトロール中に発見
・市民からの通報
・固定資産税の未納情報などから特定

現地調査:
・実際に空き家へ行き、建物の状態、周辺環境などを調査します。
・倒壊の危険性、衛生状態、景観への影響などを詳しく調べます。

所有者への連絡:
・調査結果に基づき、所有者に状況を説明し、改善を求めます。

特定空き家の認定:
・所有者が改善措置を取らない場合、市町村は特定空き家と認定します。
・認定にあたっては、市町村の条例に基づいた基準が適用されます。


認定後の手続き
特定空き家と認定されると、以下の様な措置がとられることがあります。

改善命令: 所有者に対し、建物の修繕や撤去などの改善命令が出されます。
費用負担: 改善費用は原則として所有者が負担します。
固定資産税の増額: 特定空き家には、固定資産税の増額措置が適用される場合があります。
強制執行: 所有者が改善命令に従わない場合、市町村が強制的に修繕や撤去を行うことがあります。





【特定空き家になることで何が起こるの?】
特定空き家に指定されると、以下のことが起こります。

行政からの指導・勧告: 自治体から、空き家の修繕や撤去などの措置を取るように指導や勧告を受けることがあります。

費用負担: 修繕や撤去にかかる費用は、原則として所有者が負担しなければなりません。

固定資産税の増額: 特定空き家には、固定資産税の増額措置が適用される場合があります。

強制執行: 所有者が改善措置を取らない場合、行政が強制的に修繕や撤去を行うことがあります。






【なぜ特定空き家問題が重要視されているのか?】
周辺住民への影響: 倒壊の危険性、衛生上の問題、景観の悪化など、周辺住民の生活環境に悪影響を及ぼす可能性がある。
地域社会への影響: 放置された空き家は、犯罪の温床になったり、地域の活性化を阻害したりする可能性がある。


【特定空き家にならないためには?】
定期的な点検: 空き家を定期的に点検し、破損箇所があれば早急に修繕を行う。
清掃: 定期的に清掃を行い、ゴミや害虫の発生を防ぐ。
周辺住民との連携: 近隣住民と連携し、空き家の状況について情報交換を行う。
売却や賃貸: 空き家を売却したり、賃貸に出したりする。
空き家対策の強化:なぜ必要か、そして現状と課題


【なぜ空き家対策が強化されているのか?】
近年、日本の空き家問題は深刻化しており、様々な社会問題を引き起こす要因となっています。空き家対策が強化されている背景には、以下の様な理由が挙げられます。

安全性の確保: 老朽化した空き家は、倒壊の危険性があり、周辺住民の安全を脅かす可能性があります。
衛生問題: ゴミの不法投棄や害虫の発生など、衛生上の問題を引き起こし、地域の健康を損なう可能性があります。
景観の悪化: 放置された空き家は、地域の景観を損ない、地域全体の価値を低下させる可能性があります。
治安の悪化: 空き家は、犯罪の温床となる可能性があります。
地域活力の低下: 空き家が増えることで、地域社会の活力が低下し、人口減少が加速する可能性があります。

空き家対策の現状と課題
政府や自治体では、これらの問題に対応するため、様々な空き家対策を進めています。

空家等対策特別措置法の制定: 2015年に施行されたこの法律により、市町村は特定空き家に対して、改善命令や強制執行を行うことができるようになりました。
固定資産税の増額: 特定空き家に対しては、固定資産税の増額措置が取られる場合があります。
空き家バンクの設置: 空き家を有効活用するための情報提供や仲介を行うための仕組みです。
空き家対策推進員: 空き家に関する相談に対応したり、地域の空き家対策を推進する役割を担っています。
しかし、これらの対策にも関わらず、依然として課題は残っています。
所有者の意識: 一部の所有者は、空き家の管理に消極的な場合があり、対策が進んでいないケースがあります。
財源の不足: 空き家対策には、多額の費用がかかるため、財源の確保が課題となっています。
地域ごとの状況の違い: 都市部と地方では、空き家の状況や課題が異なるため、一律の対策が難しい場合があります。

今後の空き家対策
今後の空き家対策としては、以下の様なことが考えられます。

所有者の意識改革: 空き家の所有者に対して、積極的に管理を行うことの重要性を周知徹底する。
多様な主体による連携: 国、地方自治体、民間企業、NPOなど、様々な主体が連携し、空き家対策に取り組む。
金融支援の拡充: 空き家の改修や活用を促進するための金融支援を拡充する。
空き家に関する情報の共有: 空き家に関する情報を共有し、効率的な対策を進める。



【まとめ】
空き家問題は、一朝一夕に解決できるものではありません。しかし、国、地方自治体、民間企業、そして私たち一人ひとりが協力することで、より良い住環境を実現していくことが重要です。
空き家に関することでお困りのことがあれば、ご相談ください。


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