不動産売却のインスペクションの重要性とは?メリット・費用の解説


中古住宅の売却で、売主が物件の不具合に対して負う責任について密接に関わってくるのがインスペクションです。
多くの方がとくに気にされているインスペクションをおこなうタイミングや調査費用の相場についても触れています。
今回は、不動産のみらい」が、葛飾区・足立区を中心に、城東エリアの方に、インスペクションとはなにか、その重要性・メリット・費用などを詳しくお伝えしていきますね。



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【不動産売却前に行うインスペクションとは?】
インスペクションの内容と義務
*インスペクションとは→既存住宅(中古住宅)の建物の状況を資格者が調査すること

宅地建物取引業法に規定されたインスペクションがコチラ↓になります。

  • 既存住宅状況調査方法基準に則った方法で調査をおこなう
  • 資格者とは既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士のこと
  • 不動産会社はインスペクションの説明と資格者の斡旋をする
  • インスペクション調査自体は義務ではない

そして、不動産会社がおこなう重要事項説明ではコチラ↓について説明する義務があります。

  • インスペクション調査を実施しているかどうか
  • インスペクションをしていればその調査結果
  • 不動産購入時に入手した設計図書の保存の有無

インスペクションに関する義務は、調査実施の義務ではなく、実施の有無や調査結果についての説明とインスペクション希望者への有資格者の斡旋の範囲内に限られています。

インスペクションをするおススメのタイミング

売主が行うインスペクションの場合は、不動産会社と媒介契約を結んだタイミングでやるのがいいでしょう。
ンスペクションは調査をする有資格者の手配から現地調査を経て調査結果の説明までで2週間ほどかかるため、媒介契約後なら売却活動を始まるまでの準備期間に完了できるからです。売却開始までに調査が終了していれば、物件の問い合わせが来ても詳しい説明ができて安心感が生まれますので、内見や購入の促進につながりやすくなります。
買主がおこなうインスペクションの場合は、内見後の購入申込みで買付証明書(かいつけしょうめいしょ)を提出した後が一般的です。
ただ、売主がインスペクション実施の承諾をしてはじめて手配がはじまりますので、買主が勝手にインスペクションを進めることはありません。


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【売却前にインスペクションを行うメリット】

インスペクションは不動産の売却が始まる前におこなうことをおすすめします。


不動産売却前にインスペクションをするメリット:購入前のメリット

売主が気づいていない不具合を建築の専門家が公平な視点でおこなった調査結果は、買主の大きな安心感に繋がります。
この安心感は買主、売主両方にとって状況が明らかになった不動産を自信を持って売買できるという自信につながります。
その結果、インスペクション後に売却した場合には「不動産が希望金額で売れた」「買い手を素早く見つけられた」という意見が見られます。
このことからも、インスペクションを実施した不動産は早期高値売却の傾向にあるといえそうです。


不動産売却前にインスペクションをするメリット:不具合の把握

インスペクションによって不動産の不具合の有無や状況を売主・買主の双方が把握した上で売買ができることも大きなメリットです。
不動産売買において、売主には契約書に記載した通りの状態で買主へ不動産を引き渡す責任があり、「契約不適合責任」と呼ばれる、すべての不具合について責任を負うのではなく、契約書に書かれていない不具合が引渡し後に見つかった場合にのみ負います。
なので、契約前に不具合を把握して詳細を契約書に記載し、売主・買主の双方が合意して契約していれば免責になるため、売主にとって不具合の把握ができる契約前のインスペクションはとても重要なものになります。
また、買主が必要な修繕箇所や状況を把握していれば、購入後のリフォーム費用や居住中の設備維持コストが正確に分かるため、それらを納得して不動産を購入できるという買主のメリットにもなるのです。

不動産売却前にインスペクションをするメリット:トラブルの回避

もしも売主が契約不適合責任を追求された場合には、買主から売主へコチラ↓の請求を受ける場合があります。

  • 補修などの追完請求
  • 売買代金減額請求
  • 売買契約の解除
  • 損害賠償請求


いずれも、売主の出費や原状回復などで少なからず紛争に発展する可能性があるため、トラブルを未然に防ぐ意味でもまずはインスペクションで不具合を把握して、売買契約書に記載するという手続きは必須だと考えるべきでしょう。
また、インスペクションやその結果報告というものは不動産知識がくわしくない方に説明するためのものですから、説明された内容が分からなくて恥ずかしいと遠慮せずに、何度も繰り返し聞いて疑問は解消しましょう。



【不動産売却前のインスペクションの費用】
~マンション~
マンションのインスペクション費用の相場は5万円ぐらいです。
マンションは戸建てと違いシロアリや木部の腐食の調査が必要ないので、築年数や仕様、面積はあまり関係ありません。
またその部屋が個別に所有する外壁や天井もないので、調査項目が少なく、目視での確認が中心だからというのもあります。

~戸建て~
戸建てのインスペクション費用は5~8万円ぐらいです。
戸建ての場合はマンションと違い、屋根・外壁・天井の雨漏り・床下の点検口からの木部の腐食やシロアリ被害など、調査項目が多いのでマンションより高くなることがあります。
補助金制度として国が主導する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や「住宅ストック循環支援事業」のほか、各自治体が独自で行っているものもあります。







【まとめ】
インスペクションは売主・買主両方にとって安心感をもたらせてくれたり、トラブルの回避に有効的な手段になります。
インスペクション費用はマンションで、5万円ぐらい、戸建てで5~8万円ぐらいです。
耐震診断に関しては自治体の補助金制度が使えるか相談してみるといいでしょう。

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