買主が見つかると、いつ売却代金が受け取れるのか、またそれまでの期間はどのくらいなのか気になる方もいると思います。
受け取れるタイミングや注意点を把握しておくと今後の資金計画を立てやすくなりますよね。
そこで、「不動産のみらい」が葛飾区・足立区を中心に、城東エリアの方に、家の売却代金が受け取れるタイミングや、売却代金を受け取るまでの期間、売却代金を受け取る際の注意点について解説していきます。
不動産売却をお考えの方はぜひこの記事を参考にしてみてください!
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家の売却代金を受け取れるタイミングはいつ?
家の売却代金を受け取れるタイミングは、一般的に2回に分かれます。
売買契約締結時: この時点で、売買契約の保証金として手付金を受け取ることができます。手付金の金額は、売買価格の5%~10%程度が一般的です。
物件引き渡し時: 残りの売却代金、つまり残金を受け取ります。残金は、売買価格から手付金を差し引いた金額となります。
それぞれのタイミングについて詳しく解説します。
1. 売買契約締結時(手付金)
手付金の役割:
契約の履行を保証する
契約が白紙になった場合の損害賠償の担保とする
手付金の金額: 売買価格の5%~10%が一般的ですが、売主と買主で自由に決められます。
手付金の支払い方法: 現金、銀行振込など、売主と買主で決められます。
2. 物件引き渡し時(残金)
残金の支払い: 残金は、物件の引き渡し日に支払われます。
支払い方法: 銀行振込が一般的です。
固定資産税などの精算: 固定資産税など、売買契約締結日以降に発生した費用は、売主と買主で精算を行います。
売却代金が振り込まれるまでの一般的な流れと期間
売却代金が振り込まれるまでの期間は、物件の種類、地域、買主の状況などによって異なりますが、一般的には1ヶ月~3ヶ月程度が目安です。
売買契約締結(手付金受取)
買主が見つかり、売買契約を締結します。
この時点で、買主から売主へ手付金が支払われます。
期間:契約交渉から数日~数週間
諸手続き
金融機関への融資申請(買主が住宅ローン利用の場合):買主が金融機関に融資を申し込み、審査が行われます。審査期間は金融機関によって異なります。
引越し準備: 買主は新しい住まいへの引越し準備を進めます。
所有権移転登記の手続き: 売主から買主へ所有権が移転する手続きを行います。
役所への手続き: 固定資産税の精算など、役所への手続きを行います。
期間:数週間~数ヶ月
物件引き渡し(残金受取)
上記の手続きが完了し、物件の引き渡しが行われます。
この時点で、買主から売主へ残金が支払われます。
期間が長引く可能性があるケース
買主が住宅ローンを利用する場合
金融機関の審査が厳しかったり、審査期間が長引いたりする場合、売却が遅れる可能性があります。
物件の状態が良くない場合
修繕が必要な場合や、瑕疵担保責任の問題がある場合、売買契約の締結までに時間がかかることがあります。
登記手続きが複雑な場合
物件の権利関係が複雑な場合、登記手続きに時間がかかることがあります。
家の売却の流れ
1. 売却の準備
売却理由の明確化: 売却する理由を明確にすることで、スムーズな売却活動に繋がります。
物件の現状把握: 物件の状態を把握し、必要な修繕などを検討します。
不動産会社への相談: 数社の不動産会社に査定を依頼し、相場を把握します。
2. 不動産会社との契約
媒介契約: 不動産会社に売却活動を行ってもらうための契約を結びます。
専属専任媒介契約: 一つの不動産会社にのみ売却活動の委託をする契約
専任媒介契約: 複数の不動産会社に委託するが、最初に売却できた不動産会社に仲介手数料を支払う契約
一般媒介契約: 複数の不動産会社に委託でき、最初に売却できた不動産会社に仲介手数料を支払う契約
3. 物件の販売活動
物件情報の登録: 不動産情報サイトやチラシ、オープンハウスなどを通じて、物件情報を公開します。
内見対応: 購入希望者からの内見依頼に対応します。
価格交渉: 購入希望者と価格交渉を行います。
4. 売買契約
売買契約書の作成: 売買条件などを具体的に記載した売買契約書を作成します。
契約締結: 売主と買主が契約書に署名・捺印し、契約を締結します。
手付金の受領: 買主から手付金を受け取ります。
5. 諸手続き
金融機関への融資申請(買主が住宅ローン利用の場合): 買主が金融機関に融資を申し込み、審査が行われます。
引越し準備: 買主は新しい住まいへの引越し準備を進めます。
所有権移転登記の手続き: 売主から買主へ所有権が移転する手続きを行います。
役所への手続き: 固定資産税の精算など、役所への手続きを行います。
6. 物件の引き渡し
残金の受領: 買主から残金を受け取ります。
鍵の引き渡し: 物件の鍵を買い主に渡します。
7. 確定申告
売却によって得た利益がある場合は、確定申告を行う必要があります。
売却にかかる期間
売却にかかる期間は、物件の種類、地域、相場、売却活動の状況などによって大きく異なりますが、一般的には3ヶ月~半年程度かかります。
売却代金が振り込まれるタイミングに関する注意点
1. 手付金は使用せず保管しておく
理由: 手付金は、売買契約が履行されなかった場合の損害賠償の担保となるものです。そのため、私的に使用してしまうと、万が一の際にトラブルに発展する可能性があります。
注意点:
専用の口座: 手付金は、他の資金と混同しないよう、専用の口座に保管することをおすすめします。
領収書保管: 手付金の入金があったことを証明する領収書は大切に保管しておきましょう。
2. 決済方法を決めておく
一般的な決済方法: 銀行振込が一般的ですが、その他に、現金による決済や、不動産会社が仲介する決済サービスを利用することも可能です。
注意点:
事前に確認: 決済方法については、売買契約書に明記しておくことが重要です。
振込先口座: 誤った口座に振り込まれないよう、振込先の口座情報を正確に伝えておきましょう。
3. 売主が支払う費用を把握しておく
主な費用:
不動産仲介手数料: 不動産会社に支払う手数料
登記費用: 所有権移転登記などにかかる費用
固定資産税精算費用: 売却日までの固定資産税を精算する費用
注意点:
見積もり: 不動産会社から、売却にかかる費用に関する見積もりを必ず受け取りましょう。
交渉: 費用については、不動産会社と交渉の余地がある場合もあります。
その他の注意点
残金決済のタイミング: 残金は、物件の引き渡しと同時に行われることが一般的ですが、売買契約書に具体的な日付けが記載されている場合があります。
税金: 売却によって利益が出た場合は、確定申告が必要になることがあります。税理士に相談することをおすすめします。
トラブルに備えて: 売買契約書の内容をしっかりと確認し、トラブルが発生した場合に備えて、弁護士などに相談できる体制を整えておくと安心です。
まとめ
まとめ
売却代金は、売買契約締結時と物件引き渡し時の2回に分けて受け取ることが一般的です。売却代金がいつ、どのように支払われるのか、事前に不動産会社としっかりと確認しておくことが大切です。