2026-09-10

「足立区に親から相続した実家があるけれど、誰も住んでいない」
「古い家だから解体しないと売れない?」
「荷物が残ったままでも売却できる?」
「空き家を放置すると固定資産税が高くなると聞いた」
足立区で空き家を所有している方から、このようなご相談をいただくことがあります。
結論からいうと、足立区の空き家は「とりあえず解体」「とりあえずリフォーム」ではなく、
まず現状のまま査定することをおすすめします。
空き家の売却方法には主に、
・中古戸建として売る
・古家付き土地として売る
・解体して更地として売る
・不動産会社に買い取ってもらう
という選択肢があります。
どれが最も有利になるかは、築年数だけでは決まりません。
土地の価値、建物状態、接道条件、再建築の可否、周辺の需要、
残置物、相続状況、売却を急ぐかどうかなどによって変わります。
不動産のみらいは、足立区・葛飾区を中心に中古不動産売却を専門として、
これまで1,000件以上の不動産売買に携わってきました。
特に相続関連の相談は約70%を占めるため、
「親から相続した実家がそのまま空き家になっている」
という相談は、私たちの現場でも重要なテーマです。
この記事では、足立区の空き家を売却する方法から、
解体・買取・相続・税金・特定空家までまとめて解説します。
一般的には、居住者がいない状態になっている住宅を空き家と呼びます。
ただし、法律上の「空家等」には一定の定義があります。
空き家売却で重要なのは、
「誰も住んでいない=すぐ問題になる」
ということではありません。
問題になるのは、適切な管理をせず長期間放置することです。
国土交通省も、空き家を放置すると、倒壊、外壁・屋根材の落下、
害虫・ねずみ、悪臭、不法侵入、庭木の越境などにつながる可能性を挙げています。
つまり空き家は、
「使わないなら、とりあえずそのまま」
ではなく、
売る
貸す
活用する
適切に管理する
解体する
など、早い段階で方向性を決めることが重要です。
できます。
ここは空き家所有者に最初に知っていただきたいポイントです。
築年数が古くても、
・建物を残した中古戸建
・古家付き土地
・現況渡し
・不動産会社による買取
などで売却できる可能性があります。
そのため、
「古いから解体してから不動産会社に相談しよう」
という順番にする必要はありません。
むしろ、
現状査定
↓
中古戸建としての可能性
↓
古家付き土地としての可能性
↓
更地にした場合
↓
買取価格
を比較してから判断したほうが合理的です。
| 売却方法 | メリット | デメリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 中古戸建 | 建物価値も訴求できる | 状態によって売れにくい | まだ使用できる建物 |
| 古家付き土地 | 解体費を先に負担しなくてよい | 買主が限定される場合あり | 建物が古い |
| 更地 | 土地として見せやすい | 解体費が必要 | 土地需要が高い |
| 買取 | 早期現金化しやすい | 仲介より価格が低くなる傾向 | 急ぎ・管理負担を減らしたい |
重要なのは「どれが正解か」ではありません。
同じ足立区でも、綾瀬、北千住、西新井、竹ノ塚、六町、梅島、五反野など、駅距離・土地面積・接道・周辺需要によって戦略は変わります。
必ずしもそうではありません。
不動産のみらいの実務では、古い建物だからという理由だけで先に解体することはおすすめしていません。
理由は単純です。
解体費用をかけても、その費用分だけ売却価格が上がる保証はないからです。
例えば、
現況:3,000万円
解体費:200万円
更地:3,150万円
だったとします。
200万円を負担して150万円しか価格が上がらなければ、単純計算では解体しないほうが有利です。
逆に、
現況:3,000万円
解体後:3,500万円
解体費:200万円
なら、解体を検討する余地があります。
実際には税金・測量・残置物・建物状態などもあるので、もっと細かく比較します。
だから、
「解体するか?」
ではなく、
「解体すると手取りがどう変わるか?」
で判断してください。
できます。
家具、家電、衣類、布団、食器などが残っていても、基本的に査定できます。
相続した実家では、
「親の荷物が多すぎて、片付ける気力がない」
という相談も珍しくありません。
先に何十万円もかけて処分する必要があるとは限りません。
売却方法によっては、残置物がある状態から相談できる場合があります。
まず、
・残置物ありの現況
・片付けた場合
・買取の場合
を比較してください。
これも原則として先に査定です。
売主が300万円かけてリフォームしても、売却価格が300万円以上高くなるとは限りません。
さらに購入者には、
「自分好みにリフォームしたい」
という需要もあります。
特に古い戸建では、
500万円かけてリフォーム
↓
買主が購入後に全部取り壊す
となれば、その500万円を売却価格で回収できない可能性があります。
清掃や最低限の補修が有効な場合はありますが、大規模リフォームは費用対効果を確認してから行うことをおすすめします。
ここは2026年現在、非常に重要です。
空き家を放置すると、
・建物劣化
・雨漏り
・庭木や雑草
・害虫
・不法投棄
・不法侵入
・近隣トラブル
・資産価値低下
などのリスクがあります。
さらに法律上の問題があります。
2023年施行の改正空家法では、放置すれば「特定空家」
になるおそれのある空き家について、
「管理不全空家」として市区町村が指導・勧告できる制度が導入されています。
「空き家になると固定資産税が6倍になる」
という表現をインターネットで見かけますが、これは正確に理解する必要があります。
住宅用地には固定資産税の課税標準を軽減する特例があり、
200㎡以下の小規模住宅用地部分では課税標準が価格の1/6となります。
ところが、市区町村から勧告を受けた「管理不全空家」または「特定空家」の敷地は、
住宅用地特例の対象から外れる可能性があります。
したがって、
空き家になった
↓
即固定資産税6倍
ではありません。
正確には、
管理状態が悪化
↓
管理不全空家等として指導
↓
改善されない
↓
勧告
↓
住宅用地特例から除外される可能性
という流れです。
「6倍」という言葉だけで判断しないよう注意してください。
足立区の空き家売却で特に重要なのが相続です。
一定の要件を満たす相続空き家を売却した場合、
譲渡所得から最高3,000万円を控除できる
「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除」があります。
2026年9月現在、この制度は2027年12月31日までの一定の譲渡が対象です。
ただし、何でも対象になるわけではありません。
例えば対象となる家屋には、原則として1981年(昭和56年)
5月31日以前に建築されたことなど、細かな要件があります。
また2024年1月1日以後の譲渡で、対象不動産を取得した
相続人が3人以上いる場合、控除額は1人あたり最高2,000万円です。
税制は適用要件が細かいため、実際の適用については税務署・税理士等へ確認してください。
これも不動産のみらいの事業領域だからこそ、特にお伝えしておきたいポイントです。
「父が亡くなる前は老人ホームに入っていたから、
実家は相続空き家の3,000万円控除の対象外ですよね?」
とは限りません。
一定の要件を満たす場合、被相続人が相続開始直前に老人ホーム等
へ入所していたケースでも対象になる可能性があります。
不動産のみらいでは不動産売却だけでなく、関連グループで老人ホーム紹介、
身元保証、死後事務など高齢者の住まいに関する相談にも対応しています。
親の施設入所
↓
実家が空き家
↓
相続
↓
売却
という流れは、別々の問題ではありません。
家族全体の状況を見ながら整理することが重要です。
こちらは「相続空き家」とは別の制度です。
自分自身が所有者として住んでいたマイホームなら、
転居後に空き家となっていても、
一定期間内の売却で居住用財産の3,000万円特別控除を利用できる場合があります。
国税庁によると、原則として住まなくなった日から3年
を経過する日の属する年の12月31日までに売却することなどが要件です。
つまり、
親から相続した空き家
→ 相続空き家の特例を確認
自分が以前住んでいた空き家
→ マイホームの特例を確認
と分けて考えます。
よくある質問です。
| 比較 | 売却 | 賃貸 |
|---|---|---|
| 現金化 | できる | できない |
| 継続収入 | なし | 家賃収入あり |
| 修繕負担 | 売却後なし | 原則所有者 |
| 空室リスク | なし | あり |
| 固定資産税 | 売却後なし | 継続 |
| 管理 | 売却後不要 | 必要 |
| 将来の値動き | 影響なし | 影響あり |
賃料が取れるから賃貸が有利とは限りません。
例えば、
想定家賃15万円
×12か月
=年間180万円
でも、
修繕費
管理費
固定資産税
火災保険
空室期間
設備交換
などがあります。
さらに貸した後に売却する場合、
入居者がいることで売却方法が変わる可能性があります。
「売るか貸すか」は、
売却査定額
想定賃料
修繕費
保有コスト
を数字で比較して決めるのがおすすめです。
空き家売却では、この比較も重要です。
・少し時間がかかっても高値を狙いたい
・一般の購入者需要が期待できる
・建物状態が比較的良い
・急いで現金化する必要がない
・できるだけ早く処分したい
・遠方から管理している
・建物状態が悪い
・残置物が多い
・内覧対応を減らしたい
・相続人間で早く現金化したい
一般的には買取価格は仲介で一般市場へ売却する価格より低くなる傾向があります。
その代わり、スピードや手間にメリットがあります。
だから、
「空き家=買取」
ではありません。
仲介想定価格と買取価格の両方を確認して比較してください。
不動産のみらいへご相談いただく典型的なケースをご紹介します。
親御様が亡くなり、足立区の戸建てを相続。
相続人自身はすでに別の場所に自宅を所有しているため、実家へ戻る予定はありません。
しかし、
「思い出のある実家なので、なかなか片付けられない」
「何から手を付ければいいか分からない」
という状況でした。
こういうケースで、私たちは最初から、
「全部片付けてください」
「解体してください」
とは言いません。
まず現状を確認し、
を比較します。
数字を整理すると、
「何をすればいいか分からない」
という状態から、
「この方法なら進められる」
へ変わります。
空き家売却で成功しやすいのは、「費用をかける前に市場を確認する」ケースです。
古い家だからといって先に解体せず、古家付き土地として販売。
買主側で建物をどうするか判断できる状態にすることで、
売主が解体費用を先行負担せず売却できる場合があります。
高く売れた理由は、
「古い建物をきれいにしたから」
ではありません。
土地の需要、購入対象者、売出価格、見せ方を考えた販売戦略が合っていたからです。
逆に避けたいのが、
「売りやすくするために全部きれいにしよう」
という判断です。
例えば、
残置物処分
リフォーム
庭の大規模工事
解体
を先に全部行ってしまう。
合計300万円かかったとしても、売却価格が300万円以上高くなるとは限りません。
空き家売却は、
「いくらかければきれいになるか」
ではなく、
「いくらかけると手取りが増えるのか」
で判断します。
足立区も空き家対策を行っています。
足立区ではこれまで、区内に空き家・空き地を所有する人を対象として、
不動産事業者などの専門家へ管理や利活用について相談できる無料相談会や、
不動産・建築・司法書士などの専門家によるワンストップ相談会を実施しています。
開催状況は年度によって変わるため、最新情報は足立区へ確認してください。
民間の不動産会社だけでなく、公的相談窓口も選択肢として知っておくと安心です。
売却前に確認してみてください。
□ 誰の名義になっているか確認した
□ 相続登記が終わっている
□ 権利証・登記識別情報を探した
□ 固定資産税関係書類がある
□ 購入時の売買契約書を探した
□ 建物の状態を確認した
□ 雨漏りやシロアリを確認した
□ 再建築できる土地か確認した
□ 境界・測量状況を確認した
□ 残置物処分費を確認した
□ 解体費用を確認した
□ 現況の査定価格を確認した
□ 更地にした場合の価格を確認した
□ 買取価格も確認した
□ 税金の特例を確認した
□ 相続人全員で売却方針を共有した
全部そろってから相談する必要はありません。
むしろ「分からない項目」を確認するために査定・売却相談を利用するのがおすすめです。
売買経験1,000件以上の現場から、空き家について特にお伝えしたいことがあります。
空き家になったからといって、焦って安く売る必要はありません。
しかし、
「いつか考えよう」
と何年も放置することもおすすめしません。
建物は誰も住んでいなくても劣化します。
固定資産税もかかります。
庭の管理も必要です。
そして管理状態が悪化すれば、周辺への影響や管理不全空家等の問題につながる可能性もあります。
だから、
今すぐ売るかどうか
ではなく、
今、価値と選択肢を確認する。
これが重要です。
査定をしたから売らなければならないわけではありません。
売却価格が分かれば、
売る
貸す
残す
建て替える
買取を利用する
という選択肢を具体的な数字で比較できます。
可能性は十分あります。
建物価値が低くても、土地として価値がある場合があります。古家付き土地・更地・買取などを比較します。
できます。
査定前に全部処分する必要はありません。
いいえ。
古家付き土地や現況のまま売却できるケースがあります。解体前に査定することをおすすめします。
可能です。
相続した実家が足立区にあり、相続人は他県に住んでいるケースもあります。
まず登記状況と相続関係を確認しましょう。
査定自体は相続登記完了前でもできます。
売却できる可能性はあります。
ただし通常の戸建て・土地より購入者が限定されやすいため、接道状況などを確認したうえで販売方法を設計します。
仲介だけでなく買取価格も確認してください。
「高値を狙う仲介」と「スピードを重視する買取」の両方を比較すると判断しやすくなります。
売却査定額と想定賃料を両方出して比較する方法があります。
家賃だけでなく修繕費、管理費、固定資産税、空室リスクなども含めて判断してください。
足立区の空き家売却で覚えておいていただきたいポイントはシンプルです。
古いから解体する。
荷物があるから全部処分する。
汚れているからリフォームする。
その前に一度、現状の価値を確認してください。
空き家には、
中古戸建として売却
古家付き土地として売却
更地にして売却
買取
賃貸
保有
など複数の選択肢があります。
大切なのは「一番高く売れる方法」だけではありません。
費用・税金・時間・手間まで含めて、
「最終的にどの方法が一番手元に残るのか」
を比較することです。
不動産のみらいは、足立区・葛飾区を中心とした中古不動産売却専門の不動産会社です。
売買経験1,000件以上、相続関連のご相談は約70%。
空き家、相続、住み替え、離婚、借地権、任意売却、事故物件、
火災物件など、それぞれの事情に合わせて売却方法を考えます。
「まだ売ると決めていない」
「解体するべきかだけ聞きたい」
「相続した実家の価値を知りたい」
という段階でも、まず選択肢を整理することから始めてください。
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急いで売却したい方は、仲介と買取を比較する方法もあります。
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