認知症になる前にやるべき不動産対策 将来後悔しないために、今だからできる準備とは

認知症になる前に行うべき不動産対策、相続不動産、空き家問題、借地権、成年後見制度、相続登記義務化について解説する不動産のみらいの記事


はじめに


「親が認知症になってしまい、家を売ることができなくなった。」

不動産のみらいには、このようなご相談が数多く寄せられています。


「もっと早く相談していれば良かった。」
「元気なうちに話し合っておけば良かった。」

これは、ご相談いただいた多くのお客様が口にされる言葉です。


近年、高齢化が進む中で、不動産売却と認知症は切り離せない問題となっています。

認知症になると、不動産の売却や贈与、住宅ローン、賃貸契約など、さまざまな法律行為が難しくなる可能性があります。


さらに2024年からは相続登記(相続不動産名義変更)が義務化され、相続した実家をそのまま放置することによるリスクも高まっています。

この記事では、不動産売却・相続・借地権・空き家問題・成年後見制度まで含め、「認知症になる前にやるべき不動産対策」を詳しく解説します。



第1章 認知症になると家は自由に売れなくなる


不動産を売却するには、所有者本人が契約内容を理解し、自ら意思表示できることが前提となります。

認知症が進行し、判断能力が十分ではないと判断された場合、不動産会社だけでなく司法書士や金融機関も慎重な対応を取ります。


その結果、

  • 売却手続きが止まる
  • 契約が進められない
  • 家族だけでは手続きできない

というケースが少なくありません。

つまり、「家族だから自由に売れる」というわけではありません。



第2章 成年後見制度が必要になるケース


認知症が進行した後に不動産を売却する場合、成年後見制度の利用が必要になることがあります。

成年後見制度とは、家庭裁判所が選任した成年後見人が本人の財産管理や契約を支援する制度です。


ただし、

  • 家庭裁判所への申立て
  • 必要書類の準備
  • 審理・選任までの期間
  • 専門職が後見人に選ばれる可能性

など、一定の時間と費用がかかります。

売却を急ぎたい状況では、大きな負担になることもあります。



第3章 空き家問題につながるケースが増えている


認知症をきっかけに老人ホームへ入居されると、実家が空き家になるケースが多くあります。

空き家を放置すると、

  • 建物の老朽化
  • 雑草や庭木の繁茂
  • 防犯上の不安
  • 固定資産税などの維持費

が発生します。

時間が経つほど建物の価値が下がり、不動産売却の条件も悪くなることがあります。



第4章 相続登記義務化と認知症の関係


2024年から相続登記が義務化されました。

親が亡くなった後だけではなく、親が元気なうちから家族で不動産について話し合っておくことが大切です。


相続登記を放置すると、

  • 売却まで時間がかかる
  • 相続人が増える
  • 手続きが複雑になる

などのリスクがあります。

認知症になる前から、不動産の名義や権利関係を確認しておくことが重要です。



第5章 借地権の不動産はさらに早めの確認を


借地権付きの土地や建物は、

  • 地主との契約内容
  • 承諾の有無
  • 更新条件

などを確認する必要があります。

認知症になってからでは確認や調整が難しくなることもあるため、借地権の不動産こそ早めの相談が大切です。



第6章 実際にあった相談事例


不動産のみらいでは、次のようなご相談を数多くいただいています。

ケース①

お母様が認知症となり老人ホームへ入居。

実家は空き家になり、将来売却を希望。

元気なうちに相談いただいていたため、スムーズに準備を進めることができました。


ケース②

認知症が進行してから売却を検討。

成年後見制度の手続きが必要となり、売却開始まで数か月を要しました。


ケース③

兄弟で話し合いができないまま時間が経過。

建物が老朽化し、解体費用が増えてしまいました。



第7章 今からできる5つの不動産対策


将来後悔しないために、元気なうちに次のことをおすすめします。

  • 不動産の名義を確認する
  • 家族で売却や活用方法を話し合う
  • 現在の査定価格を知る
  • 借地権など権利関係を確認する
  • 相続や不動産に詳しい専門家へ相談する

「まだ売却する予定はない」という方でも、現状を把握しておくことで将来の選択肢が広がります。



不動産のみらいが選ばれる理由


不動産のみらいでは、相続に関するご相談が全体の約70%を占めています。

これまで1,000件を超える売買仲介の経験をもとに、

  • 相続不動産売却
  • 認知症による不動産相談
  • 老人ホーム入居に伴う売却
  • 空き家対策
  • 借地権
  • 成年後見制度を見据えたご相談

など、お客様の状況に合わせたご提案を行っています。


さらに、福祉分野との連携を活かし、不動産売却だけではなく、老人ホーム探しや身元保証なども含めたワンストップサポートをご提供しています。



まとめ


認知症になってからでは、できることが限られてしまう場合があります。

だからこそ大切なのは、

  • 元気なうちに家族で話し合うこと
  • 不動産の価値を知ること
  • 相続登記や権利関係を確認すること
  • 空き家を放置しないこと
  • 専門家へ早めに相談すること

です。

「まだ先のこと」と思っていても、早めの準備がご本人だけでなく、ご家族の安心にもつながります。



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